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シニア犬の費用|迎える前に確認するお金
譲渡費用、毎月の暮らし、通院費を分けて考える。全国の平均より、その子に必要なケアを先に確かめましょう。
年齢だけで必要な医療費は決まりません。診療記録と現在のケアを確認し、費用が未確認の項目を「0円」として扱わないことが大切です。ここでは公表されている調査の数字を「目安」として紹介します。
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この記事の要点
- 10歳以上の犬の年間診療費は中央値99,346円・平均値172,742円(白書2025)。年齢だけでなく診療記録で考えます。
- 犬1頭の月の平均支出はフード4,143円・おやつ1,810円、年間では全年齢平均で413,416円という調査があります。
- 7歳以上は年2回の健康診断が目安。ペット保険は加入条件や既往症の扱いが商品ごとに違い、自己負担は残ります。

シニア犬の医療費は、年にどれくらい?
アニコム損保『家庭どうぶつ白書2025』では、10歳以上の犬の年間診療費は中央値99,346円、平均値172,742円でした。5〜9歳は中央値39,358円・平均値88,362円、0〜4歳は中央値21,860円・平均値52,613円です。
これは同社の保険契約を始めた犬約80万頭のうち、診療費の請求があった犬を集計した数字です(2023年4月〜2024年3月)。平均値は一部の高額な治療に引き上げられやすいため、中央値とあわせて見ましょう。この子に必要な費用は、診療記録と現在の治療から考えます。
毎月の食費は、どれくらい?
ペットフード協会の2025年全国犬猫飼育実態調査では、犬を1頭飼っている人の1か月あたりの平均支出は、主食のドッグフード4,143円、おやつ1,810円でした。主食は体の大きさで差があり、超小型3,539円、小型4,325円、中・大型6,557円です。
同じ調査で、医療費なども含めた犬に関する1か月の支出総額は、1頭飼育者の平均で16,030円でした。
1年間では、全部でいくらかかる?
アニコム損保の「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」では、犬1頭に1年間にかけた費用は413,416円で、そのうち治療費は89,120円でした。これは全年齢の平均で、シニア犬だけの数字ではありません。また、同社の保険契約者へのアンケートにもとづく数字です。
費用は、どう分けて考えればいい?
- 迎える時:譲渡費用の内訳、移動、生活用品、必要な登録や検査。
- 続けて必要:フード、日用品、予防、トリミング、服薬や定期通院、健康診断。
- 予定外に備える:追加検査、治療、入院、介護用品や通院の移動手段。
環境省のパンフレットも、飼い始めてから経済的な理由で行き詰まらないよう、必要な費用をあらかじめ考えておくよう呼びかけています。
健康診断は、年に何回受ける?
7歳以上の犬は年2回が目安です。獣医師の団体Team HOPEは、シニア犬(7歳以上)には年2回の健康診断を勧めています。犬は人の約4倍のスピードで年をとるため、外見からは分かりにくい変化を見つけるためだと説明しています。
白書2025の飼い主アンケートでは、10歳以上の犬で健康診断を「半年に1回程度」受けている割合は33%でした。1回あたりの費用は「5,000〜10,000円未満」が30%、「20,000円以上」が19%と幅があります。検査の内容で変わるため、通う予定の病院で確認しましょう。
お金のほかに、何を準備する?
通院や介護に使える時間と体力です。環境省のパンフレットは、飼う前に考えることとして、高齢になったペットの世話や介護を考えているか、何があっても毎日世話に手間と時間をかけられるか、を挙げています。通院の移動手段や、家族の誰が付き添えるかも書き出しておきましょう。
掲載者と動物病院には、何を聞く?
未実施の処置、次の受診時期、継続薬の有無と費用を確認しましょう。概算はあくまで見積もりです。通う予定の動物病院に記録を見せ、必要な診療と費用を相談すると、家庭ごとの準備を考えやすくなります。
ペット保険は、年齢だけで選んでいい?
年齢だけでは選べません。新規加入の条件、既往症の扱い、補償対象、自己負担は商品ごとに異なります。契約先の最新の条件を確認し、保険があっても自己負担が残ることを前提に準備してください。
生年月日が分からない犬について、獣医師による推定年齢の確認を案内している保険会社もあります(アイペット損保)。迎える前に、年齢の根拠になる記録を集めておくと相談しやすくなります。
よくある質問
Q. 繁殖引退犬は、医療費を多めに見ておくべきですか? A. 経歴だけでは決まりません。年齢、診療記録、いまの治療で変わります。未検査の項目があれば、その検査費用も含めて動物病院で見積もりを相談しましょう。
Q. 平均の金額を用意しておけば足りますか? A. 足りるとは限りません。調査の平均は多くの犬の数字をならしたもので、この子の費用ではありません。毎月の支出に加えて、予定外の治療に備える余裕も考えておきましょう。
一律の「年間○円で大丈夫」という保証はできません。数字は各調査の公表値で、2026年9月に確認したものです。費用だけでなく、通院や毎日の世話に使える時間も一緒に考えましょう。
参考にした公式情報・資料
上記更新日に確認。一般的な準備の案内として編集しています。個別の診療・手続きは獣医師や公式窓口にご確認ください。
- アニコム損保『家庭どうぶつ白書2025』 ↗
- 一般社団法人ペットフード協会|2025年 全国犬猫飼育実態調査(犬 飼育・給餌実態と支出) ↗
- アニコム損保|2025最新版 ペットにかける年間支出調査 ↗
- Team HOPE|知っておきたい!犬の健康診断 ↗
- アイペット損害保険|ペット保険「うちの子」の保険料・割引・特約 ↗
- 環境省|飼う前も、飼ってからも考えよう(パンフレット) ↗
読むことから、迎える準備へ。
暮らしに合う準備と、費用の考え方を確認できます。まだ迎えると決めていなくても大丈夫です。
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